【チームインタビュー】大阪体育大学 ”伝統のハードディフェンスからのランアンドガンで駆け抜ける”

1部リーグの開幕に向けてカウントダウン形式でチームインタビューを掲載していきます。
5チーム目は大阪体育大学。一昨年はインカレ出場を果たすも、昨年は1部リーグ10位に沈んでしまったチームは、今年のリーグ戦で台風の目となるのか。
キャプテンの#4 高橋侑也選手(4年/PG/賢明学院高校)・強力な日本人ビッグマンである#14 中原啓太選手(4年/PF/阪南大学高校)・期待が集まる下級生の#5 仲田泰利選手(2年/PF/福岡第一高校)の3人に話を聞きました。

昨年のリーグ戦について

—— コロナで練習期間などに影響はありましたか?

(高橋)
大阪体育大学は他大学に比べて練習量が非常に多いんですけど、新入生が合流してすぐの3月や4月に練習をする事ができなかった事でチーム作りには苦労しました。

(中原)
1・2年生の頃と比べて、練習期間がリーグ戦前だけに限定されてしまっていたので、チーム作りが不十分な事は試合中も感じていました。

—— リーグ戦の総括

(高橋)
一昨年は相手に対する対策を入念にした事が功を奏して、リーグ戦で5位に入賞してインカレ出場を果たしたんですけど、去年は相手への対策に注力するあまり自分たちを見失ってしまっていました。さらに、練習量の少なさも影響して試合後半に足が止まってしまう事が多くあったので、大体大の特徴である走るバスケットを展開できませんでした。

(中原)
勝たなければいけない試合を多く落としてしまったことでリーグ戦中盤にはインカレ出場が断たれてしまったので、今年は勝たなければいけない試合を落とす事無く序盤から走っていきたいです。

藤本巧太(2021年度卒/PG/育英高校)

—— エースの藤本巧太について

(高橋)
藤本さんは誰から見ても尊敬される先輩で、自分は同じPGのポジションという事もあって色々な事を教えて頂いていました。でも、チーム全体としては藤本さんの存在が大きくて頼り切りになってしまいました。今年は藤本さんがいなくなって比べられる事が多くなるので、より頑張らなければならないと思っています。

関西選手権について

#5 仲田泰利(2年/PF/福岡第一高校)

—— 関西選手権の総括をお願いします。

(仲田)
4年生の先輩方が教育実習でいない中、経験が少ないメンバーで臨んだ関西選手権だったので、普段以上に緊張感もありましたし、試合慣れしていない影響でミスが出て相手に得点されてしまう場面が多くありました。

—— 教育実習で参加できなかった2人から客観的にみてどうでしたか?

(高橋)
ディフェンスは課題にしていた部分だったので、良いプレーが多く出ていたと思います。後から聞いた話では、やはり緊張していた選手が多くいて、終盤になるにつれて何をするべきか迷っていた場面が多くあったと感じました。関西選手権では下級生のみで試合をするという良い経験になったと思うので、リーグ戦に繋げて欲しいです。

(中原)
僕も観ていて経験の差を感じたので、下級生にはリーグ戦でも多くの経験を積んで来年にも繋げて欲しいです。

チームメイトについて

—— 中原選手はどんな人ですか?

(高橋)
中原だけ監督である比嘉先生にハイタッチを求めに行くので、今年はハイタッチ禁止なのでどういうふうなアクションをするか観て欲しいです(笑)

(仲田)
中原さんはチームのみんなとコミュニケーションを取るのがとても上手で、練習中もふざけてたりするんですけど、やる時はきっちりやる所がさすがだと思います。

—— 仲田選手についてはどうですか?

(中原)
練習や私生活でも結構ふざけてたりおちゃらけた一面があるので、試合でも調子よくチーム盛り上げてくれたりします。

(高橋)
出身が福岡第一高校なので結構真面目なんかなって思ってたんですけど、常にふざけていてチームの雰囲気を和ませてくれる人です。

左から2人目:#4 高橋侑也(4年/PG/賢明学院高校)

—— 高橋選手についてはどうですか?

(中原)
キャプテンなので、一番真面目にチームをまとめてくれています。でも、入学時から一番印象が変わったのが高橋です(笑)
高橋は1年生の頃からめっちゃ上手くてとんとん拍子でAチームまで上がっていったんですけど、めちゃめちゃ尖ってました。ただ、ある時から先輩たちが高橋をいじり始めてより仲良くなれたと思います。

—— 石川アシスタントコーチについてはどうですか?

(高橋)
石川さんは選手時代から自分たち後輩とコミュニケーションを積極的に取って下さっていたので、アシスタントコーチになってからも関係性は変わらず話しやすい存在です。なので、気軽に戦術であったり状況判断についても質問しやすくて、石川さんが大学院に進学されてアシスタントコーチになって下さったことは非常にありがたく思います。

(中原)
石川さんは練習中にも気軽に質問が出来て本当に話しやすい存在なので、チームにとってとても良い影響を与えて下さっていると思います。

—— 主務の伊勢さんについてはどうですか?

(仲田)
伊勢さんは実はマリオカートがめちゃめちゃ好きです(笑)っていうのは冗談なんですけど、練習中にはチーム全体の事を見てくれていて本当に頼りになる存在です。

(高橋)
伊勢は本当にマリオカートが好きで、YouTubeとかもよく見ているのでシューティングの時などには結構おちゃらけて良い雰囲気で練習が出来ています。

リーグ戦に向けて

—— チームとしての注目ポイントを教えてください。

(高橋)
去年は相手に合わせるあまりに自分たちを見失ってしまったので、今年は大阪体育大学伝統の“早い展開のバスケット”を忘れずに試合に臨みたいです。

(中原)
今年は去年に比べると練習ができていて、チーム力も底上げできているので、息の合ったプレーを見せていきたいです。

(仲田)
去年は藤本さんを中心に4年生に頼ってばかりのリーグ戦になったので、今年は下級生もしっかりサポートしながらチーム一丸となって戦い抜きたいです。

—— 自分の強みはどこですか?

(高橋)
自分は得点を取るタイプの選手ではなく、チームメイトにパスを供給して試合をコントロールしたり、落ち着かせる所が強みです。

#14 中原啓太選手(4年/PF/阪南大学高校)

(中原)
毎年と同じでゴール下からの得点やリバウンドでチームに貢献していきたいと思います。

(仲田)
体大(大阪体育大学)の強みはディフェンスからの速攻なので、自分の激しいディフェンスから速攻を出せるようにしたいです。

—— リーグ戦で個人的に観て欲しいポイントや選手を教えてください。

(高橋)
自分と同じPGの#9 請田祐哉(3年/PG/金沢学院高校)です。去年は試合にあまり出場していませんでしたが、入学時から能力の高い選手で自分よりも得点を取るのが上手なので、注目して欲しいです。

(中原)
#7 原勇気選手(4年/SG/神戸村野工業高校)です。練習から見ていても原選手の全体的なシュート精度が上がっているので、3Pを中心としたアウトサイドシュートに注目して欲しいです。

(仲田)
中原選手です。フィジカルを存分に生かしたリバウンドなどの得意なインサイドプレーだけでなく、最近は3Pも精度が上がってきているのでアウトサイドシュートにも注目して欲しいです。

—— ライバル選手や意識しているチームを教えてください。

(高橋)
ミニバスの頃から知っている京都産業大学#2 北條海樹選手(4年/PG/関西福祉大学金光藤蔭高校)には、高校時代に自分が強豪校に所属していた訳では無くて負けっぱなしだったので、リベンジを果たしたいです。それと、近畿大学#46 柳原捷壱選手(4年/PG/近畿大学附属高校)は小学校と中学校が一緒だったので最後のリーグ戦でマッチアップしてみたいと思います。

近畿大学 #2 カロンジパトリック(4年/C/東山高校)

(中原)
近畿大学#2 カロンジパトリック選手(4年/C/東山高校)や京都産業大学#23 サンブアンドレ選手(4年/C/沼津中央高校)は同じインサイドプレーヤーとして4年間しのぎを削ってきたので、最後のリーグ戦では勝ちたいと思います。

(仲田)
ライバル選手は特にいないんですけど、関西選手権で立命館大学に負けてしまってとても悔しい思いをしたので、リーグ戦ではリベンジしたいと思います。

—— 初戦の立命館大学戦に向けての意気込みをお願いします。

(高橋)
下級生からすると関西選手権のリベンジという事で燃えているとも思います。さらに、今年はリーグの形式が特殊で例年に比べても1勝の重みが大きくなっているので、初戦は体大らしい試合展開で勝利して、後々の大阪学院大学戦などにも繋げていきたいです。

(中原)
立命館大学は大阪体育大学よりも平均身長が高いので、全員でボックスアウトを徹底してリバウンドを確実に取り、初戦から体大の持ち味であるディフェンス・リバウンドからのファーストブレイクを存分に発揮したいです。

(仲田)
初戦はとても大切で、良い形で勝つとその後のリーグの戦いも変わってくるので、試合の入りは大切にして戦いたいです。

—— 最後にリーグ戦への意気込みをお願いします。

(中原)
学生バスケ最後の大会という事で、1点さでも良いので一戦一戦しっかりと勝ち切って、インカレ出場の切符を掴みたいと思います。

(仲田)
去年は怪我により全試合出場する事ができなかったので、今年はコンディション調整をしっかりとして怪我無くリーグ戦を戦いたいです。

(高橋)

個人としては自分は長時間のプレイタイムを貰う選手ではありませんが、キャプテンとしてチームのインカレ出場に向けて声掛けやプレーなどで導いていきたいです。

チームとしては試合内容はもちろんの事、最終目標であるインカレ出場を達成出来るように去年のリーグ戦や関西選手権のリベンジをしながら点差関係なく勝ちにこだわってリーグ戦を戦い抜きたいです。


関西選手権は4年生が出場する事ができなかった為、リーグ戦が新チーム初の公式戦となる大阪体育大学。下級生から中心メンバーだった#14 中原啓太選手や#6 アデバンジョウィリアム選手(4年/SF/興南高校)が最終学年の今年、伝統的なハードディフェンスからのランアンドガンでリーグ戦を駆け抜ける。

1部リーグは全試合のYouTube LIVE配信を実施します。要チェック!
https://www.youtube.com/channel/UCN63sYojuQOIVl3BZgApVWw

写真提供:FASTBREAKS

広報渉外部 長友優典

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