【チームインタビュー】神戸医療福祉大学 ”機動力抜群の留学生2人を擁する強力なインサイド陣がリーグを席巻”

1部リーグの開幕に向けてカウントダウン形式でチームインタビューを掲載していきます。
4チーム目は神戸医療福祉大学。昨年のリーグ戦では11位と下位に低迷するも、#23シラエルハジアサン(3年/C/開志国際高校)に新入生の#32 ジリメンヤカトウフセイン(1年/C/別府溝部学園高校)を加えた今年のチームの完成度とは
キャプテンの#91 吉岡康平選手(4年/SF/熊本国府高校)・エーススコアラーの#24 宮田長源選手(3年/SF/桜宮高校)・最後の年に爆発が期待される#25 志方俊介選手(4年/SF/三田松聖高校)の3人に話を聞きました。

昨年のリーグ戦について

—— コロナで練習期間などに影響はありましたか?

(宮田)
1部リーグでは地力が劣るチームなので、練習を十分に積んだうえで試合に臨まなければいけなかったと思います。でも、練習時間を制限された中での準備だったので、チーム内の連携などにミスが多くなってしまい、思うようには力を発揮する事ができなかったです。シューティングはしっかりと行う事ができていたので、シュートタッチや感覚が違う事はなかったです。

—— 無観客試合と有観客試合との差を感じた部分はありましたか?

(吉岡)
試合に大きく影響する部分での差は感じなかったです。ただ、有観客だとベンチ外のチームメイトの声援などもあって会場全体が盛り上がって気分が乗りやすい印象があるんですけど、無観客になったことで静かで落ち着いている印象はありました。チームでは無観客でも開催できることに感謝して試合をしようと話をしていました。

左:#91 吉岡康平(4年/SF/熊本国府高校)
右:#23シラエルハジアサン(3年/C/開志国際高校)

—— 初めての1部リーグはどうでしたか?

(吉岡)
1部リーグのチームは、悪い流れになっている時に互いのコミュニケーションをよく取って選手たちがチームワークで打開しようとしていたのに対して、自分たちは悪い流れを引きずって個の力で打開しようとしてしまいチームプレーができていなかったです。個人的には技術面はもちろんのことチーム一丸となって戦う姿勢が1部リーグと2部リーグの大きな違いだと感じました。

(宮田)
ディフェンスのプレッシャーやスピード感が全く違いました。自分たちが2部リーグで戦っていた時には平均得点が90点程度とアップテンポでオフェンシブな展開が多かったんですけど、1部リーグでは平均得点も60点~70点程度まで落ち込んでしまい、得意とするアップテンポなバスケットができませんでした。

(志方)
去年はあまり試合に出る機会がなかったんですけど、YouTubeで試合を観ていても1部リーグと2部リーグでは試合のテンポや基本的なプレーの確実性が大きく違うと感じたので、今年のチームがどれぐらい通用するのか楽しみにしています。

—— 3Pの総成功本数が1部リーグで2位でしたが通用すると感じましたか?

(宮田)
そうですね。3Pは自分の武器で人一倍練習してきたので、1部リーグでも通用してよかったです。

—— 神戸医療福祉大学は試合会場から非常に遠いことが多いと思いますが、苦労している点も多いですか?

(志方)
ノーリツアリーナ和歌山は所要時間が3時間近くなってしまい、コンディション調整には非常に苦労しました。

(吉岡)
去年は試合が1試合目の事が多かったこともあり、毎回始発ぐらいの電車で出発するなど移動が多い中での試合で苦労しましたが、今年は会場付近に前乗りするなどの工夫をして試合に臨みます。

(宮田)
去年は体が起きていない状態で試合に臨んでしまい入りが悪くなって前半に試合が決まってしまう事も多々あったので、今年は試合の入りに注意して進めたいと思います。

チームメイトについて

#24 宮田長源(3年/SF/桜宮高校)

—— チームメイトの意外な一面は?

(吉岡)
宮田は試合中の雰囲気はクールで冷静に淡々とこなしていくイメージが強いと思うんですけど、バスケットボールから離れると常にふざけてる印象があります(笑)

(宮田)
吉岡は練習中は率先して引っ張ってくれるとても頼りになるキャプテンなんですけど、コート外ではチームメイトをいじるドSキャラの一面も持っています。

(吉岡)
志方はチームでも一番早く練習に来るのに帰るのは一番遅いなどバスケットボールに対して一番真摯に向きあっている真面目な選手だと思います。

—— 志方選手は練習が始まるどれくらい前から自主練されていますか?

(志方)
練習の始まる1時間前にはコートに入って自主練をする事をルーティーンにしています。

リーグ戦に向けて

右:#23シラエルハジアサン(3年/C/開志国際高校)

—— リーグ戦で個人的に観て欲しいポイントや選手を教えてください。

(吉岡)
インサイドの留学生が#23シラエルハジアサン(3年/C/開志国際高校)に新入生の#32 ジリメンヤカトウフセイン(1年/C/別府溝部学園高校)が加わったことで、去年より強力になったインサイドを中心に宮田の3Pも注目です。

(宮田)
去年は留学生がアサン1人で苦労する部分もあったんですけど、今年はフセインが加わって2名になっただけでなく、両名共にとても走れるのでインサイドを起点にした展開に注目です。また、吉岡の体を張ったリバウンドやフィジカルを活かしたインサイドにも注目です。

—— 話にも出た2人の留学生はどのような選手ですか?違いなどがあれば教えてください。
(吉岡)
新入生のフセインはリバウンドを獲得した後に歩くのではなく、一目散にゴール下まで駆け上がっていき、ゴール下のシュートを力強く決めてくれる所がとても頼りになります。

#23シラエルハジアサン(3年/C/開志国際高校)

(宮田)
アサンは外からのドライブだったり、ハイポストエリアからのシュートが得意なのでペイントエリア外でもプレーできるのが特徴だと思います。
フセインの一番の武器はランニングプレーだと思うので、速攻でもクイックフロントでシールをしてゴール下でも簡単に得点をする所が魅力です。

—— 注目して欲しいチームメイトは誰ですか?

(吉岡)
#15板敷遼(1年/PG/鹿児島商業高校)には期待して欲しいです。去年の#47 山崎英幸さん(2021年卒/PG/星翔高校)のように得点を取るタイプでは無いんですけど、速攻の時などにフリーの味方へ美しい魅せるパスを出す事が多いので彼のパスセンスには注目です。

(宮田)
フセインです。気持ちが日本人以上に強いので、ルーズボールなども諦めない所やリムランをやり続けるなど泥臭いプレーも率先してできる所に注目です。近畿大学#2 カロンジパトリック(4年/C/東山高校)などの他の留学生と比べると、見た目はそこまで筋骨隆々ではないんですけど、体幹がとても強いので当たり負けしないですし、熱い男なので気持ちも前面に出してプレーしてくれます。

—— 自分の強みはどこですか?

(吉岡)
4年生として学生バスケ最後の大会で諦めることなく声を出し続けて、体を張る気迫あふれたプレーです。

(宮田)
自分の武器は3Pです。苦手なスポットなどもないので、試合の序盤から積極的にどんどん本数を打っていきたいです。

#25 志方俊介選手(4年/SF/三田松聖高校)

(志方)
自分も吉岡と一緒で4年生で学生バスケ最後の大会なので、諦めることなく必死に声を出し続ける姿を観て欲しいです。

—— ライバル選手や意識しているチームを教えてください。

(吉岡)
試合があまりできていない状態なんですけど、関西学院大学とは今年に入ってから対戦して自分たちの準備不足で負けてしまったので、同ブロックに入っている関西学院大学には負けたくないです。

(宮田)
ライバル選手は龍谷大学#21 高橋克実選手(3年/SG/桜宮高校)です。同じ桜宮高校出身で普段から仲が良いんですけど、互いに1部リーグに所属してしのぎを削っているので負けたくない気持ちは強くあります。

(志方)
僕も関西学院大学には1回負けてしまっているので、その雪辱を晴らせるように対策をして試合に臨みたいです。

—— 最後にリーグ戦への意気込みをお願いします。

(宮田)
僕はチームをインカレ出場に導けるように勝たせる選手になる事が目標にしています。自分の仕事はシュートを打つ事なので個人賞については後々付いてきたら良いなと思っています。

(志方)
インカレ出場がチームの目標なので、個人の活躍というよりもチーム全体に貢献できるように試合を戦いたいです。

#91 吉岡康平(4年/SF/熊本国府高校)

(吉岡)
今年はインカレ出場を目標に日々練習に励んできたので、リーグ戦で5位入賞を果たせるように頑張ります。
現在はきつい練習をして体力面の向上を図っているだけでなく、チーム一丸となっていい雰囲気で練習を行う事ができているので初戦の関西学院大学に対しても良い試合をすることができると思います。


関西選手権は出場する事ができなかった為、リーグ戦が正真正銘の最初で最後の大会となる神戸医療福祉大学。強力なビッグマンを2人揃えたチームの逆襲に期待が集まる。

1部リーグは全試合のYouTube LIVE配信を実施します。要チェック!
https://www.youtube.com/channel/UCN63sYojuQOIVl3BZgApVWw

写真提供:FASTBREAKS

広報渉外部 長友優典

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