関西では無類の強さを誇る天理大学。絶対的な司令塔に成長した平尾(４年・明徳義塾高)、勢いに乗ると手を付けられないスコアラー清水(４年・川内高)、関西屈指の３ポイントシューター大谷(４年・福岡第一高)ら天理大スーパートリオは今年も健在。さらに、チーム一の技巧派船津(３年・佐賀北高)や、年々進化し続ける劉(３年・長崎日大高)の活躍も見物だ。伝統のシステムオフェンスを屈指して関西選手権３連覇を目指す。

　粘りあるチームディフェンスからのブレイクを得意とする立命館大学。インサイドプレイヤーながらもアウトサイドも器用にこなす小幡(４年・れいめい高)や、多種多様なゲームメイクを繰り広げる広瀬(４年・金沢高)や、松崎(４年・川内高)の華麗なシュートフォームから繰り出されるシュートは見ものである。さらに原田(３年・光泉高)の要所での活躍が加われば上位進出も見えてくる。

　豊富な戦力を誇る関西大学は、巧みなボールハンドリングを持ち攻撃の起点となる烏山(３年・育英高)や、リバウンド・得点力でインサイドを支配する市野(４年・岡崎城西高)らが主体となりチームを引っ張る。また、昨年新人ながらも驚異的な身体能力を武器に周囲の度肝を抜いた藤高(２年・大阪商業大学高)のスーパープレイにも注目したい。上下級生ともにチームとして噛み合えばおのずと優勝も見えてくるだろう。

　昨年度のインカレでアシスト王を獲得し今や全国屈指のポイントガードに成長した熊谷(４年・大分舞鶴高)を要する京都産業大学。切れのあるドライブから得点を稼ぐ合瀬(４年・聖和学園高)に、果敢にオフェンスを仕掛けるオフェンスマシーンの高(４年・育英高)や、打点の高いシュートが武器の石井(３年・熊本国府高)らが闘志を燃やす。昨年度ベスト16で終わった悔しさをはらすことが出来るか。
　同志社大学は、当たりだしたら止まらないシューター濱名(４年・大麻高)、機動力抜群の攻撃を見せつける岸本(３年・倉敷青陵高)らのオフェンス力は驚異。また爆発力のある加藤(４年・洛南高)や、躍進し続けるチーム一のビッグマン植村(４年・畝傍高)ら同志社ツインタワーは今年も健在。多彩な攻撃を駆使して１１年振りの優勝を狙う。

　個人能力の高い選手が揃う関西学院大学。キャプテンとしてチームの中心を担う柳田(４年・洛南高)や、正確無二なミドルシュートを武器とする高橋(３年・桜宮高)、ゲームの流れを瞬時に判断し適格なアシストを繰り出す大型ポイントガードの川嶋(３年・東山高)、ファイト溢れるプレイを見せ頭角を現した源中(３年・関西学院高)ら３年生がチームの士気を高めて、頂点を目指す。

　変幻自在のプレイで他を圧倒するエースの道原(４年・神戸科学技術高)、高確率なミドルシュートが武器の今井(４年・奈良工業高)がチームのカギを握るであろう。そして、人並み外れたリーチの長さでリバウンドをもぎ取る田中(２年・大商学園高)のプレイにも期待したい。
プレッシャーディフェンスからのブレイクと大商大伝統のセットオフェンスを武器に、勝利を掴む。

　大阪産業大学は、闘志溢れるプレイでチームを牽引する渡部(４年・大阪商業大学高)、高確率のシュート力でオフェンスの中心となる丸上(４年・大商学園高)や、荒ぶる強さでインサイドを支配する古川(４年・東山高)や、切り裂くようなドライブを見せる林田(４年・恵庭南高)ら上級生を筆頭に得意のアップテンポな展開に持ち込めれば優勝も目じゃない。

　神原（４年・中村学園三陽高）、松永（４年・東住吉総合高）の二枚看板が試合を左右するだろう。上位進出も不可能ではないだろう。
　大阪経済大学は、爆発的な得点能力でチームを牽引する山田（４年・大塚高）、堅実なプレイでチームに貢献する主将藤川（４年ン・金光藤蔭高）、スピードで相手を翻弄する矢野（４年・高岡商業高）、昨年のリーグ戦で急成長した三島（２年・金岡高）らで得点を量産し、３年連続のベスト４を目指す。

　縦横無尽にコートを駆け巡りアシストを量産する石原（３年・興誠高）を中心に抜群の安定感を誇る大阪学院大学。高確率なシュートを武器とする小阪（２年・大阪学院大学校）、リバウンドでチームに勢いをもたらす野中（３年・金光藤蔭高）のインサイド陣はどのチームにとっても脅威となるだろう。アップテンポなバスケットが展開できれば上位進出もおのずと見えてくるだろう。

　アウトサイドからの得点を得意とする大水（４年・星翔高）を中心に、ビッグマン木村（３年・姫路工業高）がゴール下で猛威を振るえば上位進出も目ではない。
　昨年１部昇格を果たした近畿大学は、ファイトプレーでチームを盛り上げる嘉陽（３年・小禄高）、アウトサイドのシュートを得意とする木田（３年・大塚高）を中心にゲームを展開する。得点能力のある司令塔小竹（４年・高岡商業高）のゲームメイクにも注目したい。激しいディフェンスを武器に３年連続の決勝進出を目指す。

　昨年と主力メンバーが大きく入れ替わり、勝負の年となる甲南大学。前大会スリーポイント王の石坪（４年・神戸科学技術高）、ゴール下で体を張る主将栗山（４年・鳥羽高）、内外バランス良く得点できる中東（３年・金光藤蔭高）の活躍が期待される。絶対的エースはいないものの、全員バスケで上位進出を狙う。

　大阪体育大学は、ディフェンスを得意とする佐藤（３年・小林高）や、キレのあるドライブで相手ディフェンスを切り裂く桝本（４年・神戸科学技術高）も中心に上位進出を目指す。

　龍谷大学は得点力のある永江（３年・鳥羽高）、アウトサイドを得意とする河北（３年・山城高）を中心に上位進出を狙う。