展 望(女子)
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 第1シードは2年連続西日本覇者の愛知学泉大学です。オールコートで展開する厳しいディフェンス、スピーディーな攻守の切り替えから繰り出されるファーストブレイクとモーションオフェンスが愛知学泉大学の持ち味です。平均身長が172cmとサイズもあり、高レベルなプレイが期待されます。キャプテンとしてチームをまとめ、また3PシューターでもあるNo.4本山、高い運動能力を持ちアグレッシブな1on1を見せるNo.5野口、シュート力のあるガードNo.9中尾を中心に全員バスケットで3連覇に挑みます。
 大阪体育大学は5月に行われた全関西選手権決勝で、厚い選手層と基本に忠実なプレイで、見事2連覇を達成しました。巧みなステップでディフェンスを圧倒するNO.6三吉、インサイドでのパワープレイが持ち味のNo9藤井、PシューターNO.11渡部(真)、U-22日本代表で緩急のあるドライブを武器とするNo.15竹本が、力を発揮し西日本制覇をめざし戦います。
サイズは小さめですがインカレに12年連続出場、走り負けしない粘り強いディフェンスにらしさが光る広島大学、中国地区2位の徳山大学、高校時代から同チームでプレイしてきた双子のNo.5間山侑輝子No.6間山能理子が率いる新潟経営大学、今年関西1部昇格をめざす関西大学の活躍にも注目です。

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 このブロックの注目は昨年度4位の立命館大学です。4年間指導者不在で学生コーチがチームを率いてきましたが、今年待望の指導者を迎え新たなスタートを切りました。抜群の走力を持つ頼れるキャプテンNO.4藤田を起点に、3Pシューターとして信頼を集めるNO.5竹内、鋭いドライブと粘り強いディフェンスでチームを支えるNO.7二井が、スピードあふれるオフェンスを展開します。インサイドでは力強いリバウンドとシュートで勝利を引き寄せるNO.10安田、プレイはもちろん明るい声でチームを常に盛り上げるNO.14野町の2年生コンビの活躍に注目です。昨年以上の成績をめざし、心をひとつに戦います。
 福岡教育大学は5年連続西日本ベスト8入りを果たしています。U-18日本代表候補に選ばれた経験を持つ期待のルーキーNO.11兼頭など1・2年生を中心とした、走るバスケットに注目です。
 No.7小田を得点源とし昨年初のインカレ出場を果たした新潟医療福祉大学、教育実習のため4年生が不出場、No.11杉田・No.18森ら下級生が戦う関西外国語大学、学生主体でチームを運営する中京大学、アイシンAWからNo.21乗松美翠が入学した天理大学にも注目です。

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 昨年度3位の鹿屋体育大学は、今年U-22日本代表に選ばれ、昨年度の今大会でもリバウンド王とアシスト王の2冠に輝いているNo.4吉田、オールラウンドに活躍しどこからでも得点できるNo.8出岐がキーマンです。九州地区チームの優勝は、56年の西日本史上1度も達成されていません。旋風を巻き起こすことができるか、鹿屋体育大学の戦いに注目です。
 関西地区2位の大阪人間科学大学は、斬新で大胆なプレイが持ち味の司令塔No.10川原を起点として、全関西でも得点王とリバウンド王に輝いた安定したセンターNo.7佐藤、派手なプレイはあまりないが確実に勝利に導くNo.5村田の活躍に注目です。ここ一番で頼りになるNo.11玉井の3P、190cmの長身センターNo.9岳の成長にも期待したいと思います。順当に勝ち上がれば、ベスト4進出をかけて鹿屋体育大学と戦います。注目の一戦となることは間違いありません。
 武庫川女子大学は身長を感じさせないNo.4高村の力強いアグレッシブなプレイと、ここ一番で決める3Pが大きな魅力です。チームの柱となっているNo.8加藤の器用なインサイドプレイ、攻撃的なディフェンスが持ち味のNo.12中野の活躍に注目です。また注目のルーキーNo.18井本、No.20根田の成長も期待されます。全関西で思うようなゲームが展開できなかった分、今大会への気合は十分。ベンチと応援が一体となり上位を目指します。
 四国1位の愛媛女子短期大学は、セネガル出身のNO.14ジャトゥー・ゴンの活躍に注目です。1回戦で対戦する大阪大谷大学も5月の全関西選手権でベスト8に進出、勢いに乗っています。
 連続してベスト16入りを果たしている滋賀女子短期大学も、ディフェンスからの速攻を武器に上位進出を狙います。

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 第2シードは5年連続東海学生リーグ1位、今年スタッフを変え前監督が復帰、さらに勢いを増した桜花学園大学です。オールラウンドなプレイで桜花大を勝利に導いてきた、No.4水木・No.5小松を中心にNo.7福井・No.8古澤の高確率のシュートでゲームを組み立てます。2年生になったNo.6安井の成長も期待されます。西日本の頂点を目指し意気込む桜花大のバスケットは必見です。
 信州大学は北信越学生春季リーグ7連覇と勢いが止まることはありません。No.7中澤、No.11寺廻の活躍が楽しみです。新しいコーチを迎えた今年、一戦一戦全力を出し、全員バスケットで試合に臨みます。
 昨年関西1部昇格を果たし波にのる大阪国際大学、主力選手が卒業し新たなメンバーで今大会に臨む西南女学院大学の活躍にも注目です。西南女学院は昨年12月、中国・四国・九州地区が参加する三地区大会で優勝。西日本でも激戦を勝ち上がる可能性は十分です。No.4杉原を中心に戦います。
 下級生が力をつけてきた園田学園女子大学、No.6中野を中心とする関西学院大学にも注目です。西日本初出場の環太平洋大学は、今年4月に開学したためメンバー全員が1年生です。日本代表コーチを務めた経験のある指導者を迎え、今後注目のチームとなりそうです。

 

 今大会は、昨年度より5校参加チームが増え、71チームが西日本の頂点を目指します。昨年のインカレではベスト8のうち3つを西日本地区のチームが占めました。今大会でも、全国レベルのすばらしい戦いが繰り広げられるでしょう。
 ここで紹介した以外にも、多くの選手が活躍することでしょう。また、怪我で今大会には出場できない有望選手も少なくないと思います。今大会に各チームがさまざまな気持ちを持って挑むことでしょう。その熱い気持ち、日頃の練習の成果をゲームで存分に発揮していただきたいと思います。
 最後になりましたが、ご観戦の皆様にはゲームを存分にお楽しみいただき、温かいご声援をお送りいただきますようお願い申し上げます。

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