第51回(男子)
 第50回(女子)

西日本学生バスケットボール選手権大会

主催 西日本学生バスケットボール連盟
   デイリースポーツ新聞社      
後援 近畿バスケットボール協会     
   大阪バスケットボール協会           


勝上げ表

男 子

女 子

展 望

男子

女子


試合記録

男子組み合わせ


Ambitious for Fame!!

【Aブロック】
 昨年度優勝校東海の雄、愛知学泉大が今年も健在だ。まずはなんと言ってもその驚異的なディフェンスに注目だ。前回大会及び今年度の東海大会をディフェンスで制したといっても過言ではない,今大会でもこのチームから得点することは容易ではないだろう。また、スーパールーキー桜井が得意とするモーションオフェンスにどう絡むかも見物である。大会二連覇も夢ではない。
 その学泉大に挑戦するのが、関西リーグ戦アシスト王の安藤や新人ながら関西トーナメントで得点王、新人賞を受賞した川辺らタレントが揃う甲南大、波に乗ると怖い存在の流通科学大、今年度関西学生一部リーグに復帰した大阪産業大の関西勢になるであろう。昨年度ベスト8の第一経済大にも注目したい。
【Bブロック】
 昨年度四位の同志社だが、今年は関西トーナメントベスト16で敗退と今ひとつ勢いがない。若いチームを引っ張るエース川曾の活躍が期待されるところだ。このブロックで注目すべきは、前回大会で最も強烈なインパクトを残したアイザック擁する浜松大であろう。昨年よりもチーム全体としての総合力は伸びており,今年も台風の目になることは間違いない。要注意だ。また、関西リバウンド王の座に君臨する山岡が率いる大阪経済大や、関西二部リーグながらセンター藤田らレベルの高い選手の揃う龍谷大も楽しみなチームだ。
【Cブロック】
 昨年度三位の大阪商業大。今年も粘り強いディフェンスや、恒岡を中心としたリバウンドは他チームにとって脅威になるだろう。近年惜しい結果が続いているだけに、今年こそはその壁を越えることができるだろうか。その大商大に対抗するのは毎年波乱を巻き起こす九州勢の一角である鹿屋体育大か。前回大会でまさかの緒戦敗退で涙をのんだ近畿大。その悔しさをバネにリーグ戦では悲願の優勝を果たした。関西トーナメントアシスト王の梅原,太田ら若い選手を中心に持ち前の選手層の厚さで他を圧倒する。関西トーナメントでは惜しくも準優勝だったが、その力は安定してきた。優勝も狙えるチームだ。他にも立命館や信州大にも十分チャンスはあるだろう。
【Dブロック】
 昨年度準優勝の関西学院大。岡部、尾崎、安井の四回生3人がチームを引っ張っていく。昨年度新人王の松藤にも注目だ。スタープレーヤーは存在しないものの、チーム一丸となったディフェンスからの速攻が持ち味で、関西トーナメント優勝と今最も波に乗っているチームだ。3年連続での決勝進出も不可能ではない。今年の京都産業大は、松下,関のガードコンビが強烈である。外角シュートの精度は高く、スピードのあるカットインからはアシストを量産していく。この二人を同時に抑えることは容易ではない。王座奪回の日が近いか。中京大も松藤兄弟が繰り広げる展開の早いオフェンスにも注目したい。

女子組み合わせ

女子展望

 新世紀を迎え、女子第50回西日本学生バスケットボール選手権大会は21世紀最初の大会の開幕を迎えることとなりました。

 それぞれのチームがさまざまな目標をたて、戦略・戦術を鍛錬し、春の最大イベントであるこの舞台に進んでくることでしょう。

 ではここで、本大会の注目すべきチームを挙げてみます。

 まず、昨年度の西日本を制した愛知学泉大学。安谷屋・杉村らのアシストやゲームメイクは十分期待でき、柳谷のインサイドやリバウンドにも注目すべきでしょう。一体どんな試合展開を繰り広げてくるのか、期待せずにはいられません。

 この愛知学泉大学と、今年も優勝争いを盛り上げてくれそうなのが、昨年度愛知学泉大学との対決で惜しくも敗れ、準優勝に甘んじた大阪体育大学。昨年の屈辱をはらすために、チームワークと角井の得点・リバウンドを武器に上位をねらってくることでしょう。原田・田中らを中心としたゲームメイクと内外そろったバランスをどのように駆使してくるのかに、ぜひ注目したい。

 昨年度BEST4の意地をみせ、この大会を目標にチーム一丸となって立命館大学・樟蔭東女子短期大学も、決勝進出そして優勝を狙って、上位争いを展開してくれるものでしょう。

 また、武庫川女子大学・大阪薫英女子短期大学・関西外国語大学・徳山大学も昨年度BEST8としての実力を備えており、安定した力を発揮してくれると期待しています。インカレにも出場し意気揚がる長野経済短期大学、聖カタリナ女子大学や伝統校である中京女子大学や中京大学そして鹿屋体育大学をはじめとした九州勢にも注目してみたいと思います。

これ以外のチームにも、多数の有力選手や特徴あるプレイスタイルを持った選手が参加してくることでしょう。ぜひこの大会で、そんなチームや選手たちを発見したいものです。

 選手達は、この大会を1つの目標に、厳しい練習や、様々な状況の乗り越えてきたことでしょう。決して言葉で言い表せない様な努力、経験をぜひ、コートの上や試合で活かして欲しいものです。新しく加わった新入生の活躍と今年で最後の大会となる4年生にとって、本大会の成績がチームの指針にもなり、今年度の女子学生バスケットボール界を占う意味においてもたいへん意義深い大会となります。

 最後になりましたが、ファンの皆様には素晴らしい試合や選手達、プレーを、ぜひ会場で見守って頂きたいものです。選手達には、ファンの皆様のご声援が何よりのPowerになることと思います。

 本年は、女子決勝がNHKTV放映されます。会場での熱い応援をぜひともお願い申しあげます。