大会前特集②:同志社大学

チームの顔とは何だろう。

一般的にチームを代表する欠かせない選手のことを言うのだろう。

しかし、顔をチームにおける体の一部とするならば、目立たずとも地道に働き続ける脚もまた

必要不可欠な一部といえるのではないか。

 

同志社大学バスケットボール部には2人の選手がいる。田野司(3年・北陸高)と谷口淳(3年・桜宮高)の関西選抜コンビだ。

2人は昨年度関西選抜に2年生ながらも選出され、華々しいコースを歩んでいるまさにチームの顔ともいえる存在だ。

では、同志社大学における脚とは誰だろう。

リバウンド争いに参加し、ここ一番での得点を決め、チームを鼓舞する仕事人

石川賢太(4年・洛南高)ではないだろうか。

「自分の役割は4回生としてチームを引っ張るのはもちろん、誰が調子が悪くても

安定してチームに貢献するプレイをすることですね」と石川選手。

 2012リーグ戦 030

 

昨年のリーグ戦では半分以上の試合でスコアリーダーとなる活躍を見せたが

それまでずっと順調な選手生活だったというわけではない。

高校3年生~大学2回生の春まで原因不明の膝の怪我に悩まされ、バスケットから

離れることを余儀なくされていた。

「いつ復帰できるかわからないし、このままずっとバスケができないのではという

不安もあった。けれど、復帰した時のために走り込みやリハビリは手を抜きませんでした。」

 

2012リーグ戦 061

なんとか復帰した後も、遠く試合から離れていたせいか試合勘が戻らない。

チームと上手くかみ合わず戸惑いを感じていたという。

しかし、彼の重ねた地道な努力は着実に実を結んでいた。

昨年度、西日本大会ではスタメンとしてチームの準優勝に貢献し決勝戦で解説者は

「同志社大学の躍進は彼なしでは語れない」と評している。

 

石川にとってラストイヤーとなった今年度。2012インカレ 029

今年度の意気込みを「インカレを経験して、自分たちのプレイが関東でも通用することが分かりました。

今年はインカレでベスト8以上、オールジャパン出場を目標に頑張ります!

もちろんそれまでに関西制覇は必ずします!

と語ってくれた。

脚となり根元から同志社大学を支える彼を礎に、まずは「関西制覇」に向けて駆け抜ける!!

 

 関西学生バスケットボール連盟 広報部 木田

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