【チームインタビュー】大阪経済大学 ”オフェンスに全振りした魅せるゲームを展開”

1部リーグの開幕に向けてカウントダウン形式でチームインタビューを掲載していきます。
3チーム目は大阪経済大学。昨年は1部リーグ最下位と苦渋を飲んだチームの今年の完成度はいかに。
オフェンスの中心メンバーである#5 神野力哉選手(4年/PF/大阪学院大学高校)・今年拓殖大学から編入した#77 森田拓磨選手(3年/SF/奈良育英高校)・期待の新人である#7 福本慶介選手(1年/SF/箕面自由学園高校)の3人に話を聞きました。

昨年のリーグ戦について

—— コロナで練習期間などに影響はありましたか?

(神野)
練習は例年の半分程度しか行う事ができませんでした。その影響でコンディション調整が非常に難しくて例年以上に怪我人が多く出るなど不安を抱えた状態でリーグ戦を迎える事になりました。

—— 初めての1部リーグはどうでしたか?

去年から昇格して自分は初めての1部リーグでしたが、2部リーグと比べてボックスアウトやルーズボールの争いが非常に激しくフィジカルの強さや1つ1つのプレーの精度に圧倒されてしまいました。

井上敬翔(2021年卒/SG/育英高校)

—— 井上敬翔選手という大黒柱が卒業した現在、昨年との違いはどのような箇所に感じますか?

(神野)
井上さんは平均20点~30点を得点して下さっていましたが、井上さんに相手チームが激しいマークでディフェンスしてきた時に、周りが助けてあげる事ができなかったことが不甲斐なかったと思います。しかし、今年は井上さんの様な圧倒的エースが不在なので、リバウンドを確実に取るなどの1つ1つの基本的なプレーを徹底して行う事ができるように昨年よりもコミュニケーションを多くとる事を意識しています。

関西選手権について

左:#77 森田拓磨(3年/SF/奈良育英高校)
右:#7 福本慶介(1年/SF/箕面自由学園高校)

—— 拓殖大学から編入されて、関東と関西の違いをどのように感じましたか?

(森田)
自分の武器は195cmの身長でありながらもオールラウンドに動ける点だと考えているので、この点では関西でも十分通用すると感じました。関東でも1年生からプレータイムを20分以上貰えていたこともあり、フィジカルを重視した当たり合いにも慣れていたので、すんなりと試合に入ることができました。しかし、関西は関東に比べて身長が低いため、ディフェンスのプレッシャーが激しいだけでなく、チームでのルールを守って規律正しく動くオフェンスして来る点に大きな違いを感じました。

—— 具体的な関西選手権の振り返りに移っていきたいと思います。福本さんは初めての大学バスケどうでしたか?

(福本)
初めての公式戦でスタメン出場する事ができた事はとても嬉しかったし、非常に光栄なことだと思いました。でも、去年の1部リーグの試合をYouTubeで観ていて、高校から有名な選手が多く所属している大学バスケで経験の浅い自分がどの程度通用するのか心配していたので、試合前には手が震えるくらいとても緊張しました。対戦予定だったチームが次々と棄権した事で初戦が龍谷大学になった事は想定外だったので、最初は迷惑を掛けないようにという事を意識していました。でも、森田さんや力哉さんをはじめとする色々な先輩たちがフォローをしてくれていたので、とてもやりやすい環境でプレーができました。大学の選手は高校で対戦してきた選手たちよりも体が一回りも二回りも大きくて、フリーの場面では確実に決めきる事ができるなどスキルでも大きな違いを感じたのが率直な感想です。


#5 神野力哉(4年/PF/大阪学院大学高校)

—— 神野さんは関西選手権を振り返ってどうでしたか?

(神野)
僕は怪我明けだったので少ししか出場することができませんでしたが、ベンチから試合を見ていて緊急事態宣言による練習不足を感じました。相手が強かったのはもちろんのことですが、関西選手権は自分も含めた4回生が先頭に立って引っ張る事ができずに、不完全燃焼に終わってしまいました。

—— 森田さんは関西選手権を振り返ってどうでしたか?

(森田)
下級生からすると4年生はとても引っ張って下さってたんですけど、不完全燃焼で引退した先輩もいるので、リーグ戦の初戦である龍谷大学は絶対に倒さないといけないと思っています。2週間の練習期間でセットプレーの確認のみで応用もできない状態で挑んだ関西選手権とは違い、今では応用も利くようになっているのでレベルアップしてきていると思います。何といっても福本の存在がとても大きいですね(笑)

チームメイトについて

—— チームメイトの意外な一面や素顔を教えてください。まずは神野さんについてお願いします。

(森田)
力哉(神野)さんはベビーフェイスのかわいい系イケメンなんですけど、一人暮らしの自分とかにも「ごはんおごったるからどんどん食えよ」って言ってくれたりして、後輩をとても気にかけてくれる優しい兄貴的な存在ですね。

(神野)
今度もおごったるから思う存分食えよ!(笑)

(森田)
ありがとうございます!
やっぱりバスケをしている時には1度シュートが入りだすと落ちないので、さすがだなと思っています。

—— 福本さんについてはどうですか?

(神野)
笑い声がでかい事ですね(笑)
僕はよく部室にいるんですけど、外から「ウッキャッキャッキャ」っていう福本の変な笑い声が良く聞こえてきて、他のメンバーとも「あいつまた変な声で笑ってるで」って言ってます。

(森田)
こいつめっちゃ媚売りなんですよ(笑)
シューティングの時とかでも「上手いっすね。さすがっすね」とか言いつつも裏では「オレの方が上手いし」とか思ってるタイプなんですよ。

(福本)
思ったこと1回もないですよ!
あ、でも森田さんには思ったことあるかな(笑)

#3 水谷源(3年/PG/大塚高校)

—— 3年生の水谷選手がキャプテンになられた事はどうですか?

(神野)
学生スポーツでは最上級生がキャプテンになる事が多いんですけど、チームで1番真面目に練習に取り組んでいる水谷の姿勢を見て来て、1番頑張っている人がキャプテンに選ばれるべきだと思うので、水谷がキャプテンを務める事に何も不満が無く、チームにとっては最適だったと思います。

(森田)
水谷は結構プレッシャーも感じていました。関西に帰ってきてから水谷とトレーニングを共にしていた時には「オレがキャプテンになりそうやけど、4年生に引っ張って欲しい」とは言っていました。

(福本)
源さん(水谷)の事は高校時代から知っていたので、初めは緊張していました。でも、後輩ともコミュニケーションをよく取って、自分の意図を明確に伝えることでチームメイトを安心させてくれる源さんをとても尊敬しています。

リーグ戦に向けて

—— リーグ戦で個人的に観て欲しいポイントや選手を教えてください。

(神野)
一番観て欲しいポイントはキャプテンの水谷源です。普段の体育館にいる時や練習中などは感情をあまり出すタイプでは無いんですけど、練習試合や公式戦など真剣勝負の場になると背中で語って引っ張って行ってくれるので、水谷の頼もしい背中を見て欲しいです。

(森田)
あいつはすごいやつですよ。高校時代に近畿大会の1回戦 大塚高校vs奈良育英高校で初めて対戦したんですけど、3Pのバスカンを4回ぐらいされて本当に3Pが落ちないんですよ。まぁ試合には勝ったんですけどね(笑)

(福本)
水谷さん中心で攻める事が多いんですけど、他の先輩たちもどこからでもシュートを決める事ができて本当に能力の高い人達なので、1人に決める事はできないですね。

—— ライバル選手や意識しているチームを教えてください。

(神野)
一番意識しているチームは龍谷大学です。去年から僕たちと一緒に1部リーグに昇格したにも関わらず、初年度から5位入賞を果たしてインカレに出場しただけでなく、関西選手権では大差を付けられて負けてしまいました。負けたままで終わりたくないしリーグ戦の初戦にリベンジを果たして勝利する事でとても良い流れに乗れると思います。

大阪学院大学 #30 金田龍弥(3年/PF/大阪学院大学高校)

(森田)
大阪学院大学の#30 金田龍弥選手(3年/PF/大阪学院大学高校)は意識しています。同じぐらいの身長(2名とも195cm)でありながら、高いシュート力を武器に特別指定にも選ばれている選手なので意識しています。意識しているチームは無いんですけど、拓殖大学の同期メンバーが「インカレで会おうぜ」と言って送り出してくれたので、絶対にインカレに出場しなければいけないと思います。

(福本)
意識している選手は大阪産業大学の#13 楠田寛人選手(2年/SF/箕面自由学園高校)です。僕に1からバスケットボールを教えて下さった方でもあるので、成長した自分の姿を見せて先輩を倒したいと思っているので楽しみにしています。1年生なので、初めて対戦する選手がほとんどなのでできる限り多くの試合に出場して色々な選手とマッチアップしたいです。

—— 最後にリーグ戦への意気込みをお願いします。

(神野)
4年間の集大成がリーグ戦になるので、入学時から目標に揚げているインカレ出場は絶対に達成したいです。ただ、コロナ禍でリーグ戦を戦えることは素晴らしいことだと思うので、楽しむ事を1番に考えて最後に笑顔で終われるよう、1試合1試合を大切に戦っていきたいです。

(森田・福本)
絶対インカレ出場しましょう!


拓殖大学から編入してきた森田や新入生の福本など高身長オールラウンダーが新たに加入した大阪経済大学。自身でも言っていたようにオフェンスに全振りした魅せるバスケットで去年最下位からの下剋上を狙う。

1部リーグは全試合のYouTube LIVE配信を実施します。要チェック!
https://www.youtube.com/channel/UCN63sYojuQOIVl3BZgApVWw

写真提供:FASTBREAKS ・

広報渉外部 長友優典

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